和歌山イーグルス2年ぶりV 少年野球県代表決定戦
ボーイズリーグ第43回日本少年野球選手権大会小学生の部県支部代表決定戦が23日、 紀美野町の五色台球場で行われ、 和歌山イーグルスが8―1の4回コールドで御坊ジュニアタイガースを破り、 2年ぶり6回目の優勝を飾った。 イーグルスは同点で迎えた4回、 相手の失策を見逃さない積極的な攻めと勝負強い打撃で、 ビッグイニングとなる7点を挙げ、 御坊に圧勝した。 同チームは8月2日、 大阪・舞洲球場を主会場に開幕する本大会に出場する。
◇代表決定戦
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 計 |
御坊Jタイガース | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
和歌山イーグルス | 0 | 1 | 0 | 7X | 8 |
(4回コールド)
開始早々、 イーグルスは、 やや硬さが見られた内野陣の失策から無安打で1点を先制されたが、 2回には1死1塁で、 田尻の左中間を破る2塁打が飛び出しチーム初安打が同点打となった。
4回には、 先頭山縣の右前打を足掛かりに、 無死1、 3塁を攻め、 続く田尻の打席では、 1塁走者坂本が2盗を試み、 相手捕手が送球する間に、 3塁から山縣が生還。 息の合った果敢な走塁が勝ち越し点となり、 なおも無死2、 3塁から山田の中堅に運ぶ2点適時打で、 御坊を突き放した。 リズムを崩した相手守備陣に、 失策が相次ぎ、 6点をリードした2死満塁から、 この回12人目の打者田尻が中前打を放ち、 コールド勝ちを決めた。
守っては、 先発の左腕・森岡が粘り強い投球を披露。 毎回走者を出しながらも要所を締め、 御坊打線を初回の1点だけに抑えた。
イーグルスの中谷監督は 「ことしは、 コツコツ1点ずつ積み重ねていくチームなので、 機動力を生かす攻撃と守備のミスをしないように鍛えてきた。 塁に出れば次の塁を狙う前向きな走塁が良い結果につながった」 とし、 和田主将は 「県代表になれてうれしい。 全員が坊主頭にして気持ちを込め、 目的を一つにチーム一丸となった勝利だ。 全国でも優勝を目指してみんなで頑張る」 と意欲を見せた。