智弁8連覇へ王手 逆転で桐蔭下す

 第94回全国高校野球選手権和歌山大会は13日目の27日、県営紀三井寺球場で準決勝2試合があり、第1試合は智弁が桐蔭を8―1で下し、8年連続20回目の決勝進出を決めた。

 〔第1試合〕

TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9
智 弁
桐 蔭

〔智〕蔭地野、土井、吉川―川崎〔桐〕貴志、和田、森本、谷口―大江

 1点を追う智弁は6回、死球と単打で2死1、2塁とし、相手失策の間に2点を奪って逆転した。8回には打者一巡の猛攻で5点を奪い試合を決めた。投げては6回からマウンドに上がった吉川が安定した投球で桐蔭打線を手玉。9回までをわずか1安打、7奪三振の好投でチームに貢献した。

 髙嶋監督は「6回の相手のミスが生き返らせてくれた。投手陣はよく投げてくれている。決勝戦も思い切ってぶつかっていってほしい」と話していた。
    ◇
 桐蔭は5回、2死から単打と四球で得点圏に走者を進めると、大江の適時打で先制に成功。だが6回にミスから逆転を許すと、 その後は好投手吉川を攻略できず、 わずか1安打の無得点に終わった。