出生、婚姻数2年ぶり減 和歌山県統計
平成23年の県内の出生数は2年ぶり減少の7460人(前年比127人減)、 出生数から死亡数を引いた自然増加数は5年連続減少のマイナス4850人(同388人減)でともに戦後最低を更新したことが県の人口動態統計(確定数)で分かった。 婚姻件数は2年ぶり減少の4601組(同170組減)で、 人口減少は今後さらに進むとみられる。
1人の女性が一生の間に生む子どもの数に当たる合計特殊出生率は前年を0・02上回る1・49で、 全国平均1・39よりも高かった。
高齢化の進展で死亡数の増加傾向は変わらず、 前年比261人増の1万2310人。 平成10年以降は死亡数が出生数を上回る状態が続き、 人口1000人に対する自然増加率は前年を0・4下回るマイナス4・9だった。
死亡原因は悪性新生物(がん)が33年連続トップで、 全死亡者に占める割合は28
・1%。 次いで心疾患(17・4%)、 肺炎(9・9%)となっている。
婚姻率は4・6、 平均初婚年齢は夫29・9歳、 妻28・4歳。 離婚件数は前年比187組減の1890組、 離婚率は1・91となり、 ピークの平成14年(2685組、 2・54)以降は減少傾向が続いている。
時間に換算すると、 出生は1時間10分27秒に1人、 死亡は42分42秒に1人、 婚姻は1時間54分14秒に1組、 離婚は4時間38分06秒に1組となっている。