和歌山県内4カ所点検 つり下げ天井トンネル
山梨県の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故で、 県内でよく似た構造のトンネルが高速道路3カ所、 国道1カ所にあることが分かり、 西日本高速道路関西支社や県が緊急点検を行っている。
対象のトンネルは阪和自動車道の海南インターチェンジ (IC) ―下津IC間にある藤白の下り線 (延長約2・1㌔)、下津IC―有田IC間の上下線 (上り延長約3・8㌔、 下り延長約4・0㌔)、 橋本市と大阪府河内長野市を結ぶ国道371号紀見(延長約1・5㌔)。
西日本高速道路関西支社によると、事故を受けて3日に長峰上り線、4日に藤白と長峰の両下り線のダクト内、5日に長峰上り線、6日に藤白と長峰の両下り線の排気設備の台座部分で近接目視、打音、触診による点検を実施。4日までに異常は見つかっていない。 県は5日に紀見の緊急点検を行った。