ミニ「たま電車」寄贈 和工生が手作り
県立和歌山工業高校 (小山宣樹校長) 創造技術科の3年生8人は、 手作りのモーター付き 「たま電車」 のミニトレイン1両を和歌山電鐵㈱ (小嶋光信社長) に寄贈した。 20日、 伊太祈曽駅で寄贈式が行われ、 同社を代表してニタマ駅長が出席。 近くの社会福祉法人寿敬会 「愛友保育所」 (中谷剛理事長) の1歳から3歳の園児15人が試乗を楽しんだ。 今後、 地域のイベントや、 貸し出しなどで活用するという。
同校の課題研究授業の一環で製作。 3年間学んだ溶接や金属成形などの技術を地域の活性化に役立てようと、 昨年4月から鉄道車両の構造の調査を始め、 設計から組み立て、 塗装、 仕上げまで試行錯誤しながら完成させた。 ミニトレインは、 木製で全長1・8㍍、 幅約27㌢、 高さ40㌢の操縦席合わせて2人乗り。 ヘッドライト、 車輪、 車体デザインまで忠実に再現している。
園児たちの喜んでいる姿を見て、 リーダーの崎山裕太君 (18) は 「細かな部分まで調べて完成させた。 小さい子どもに喜んでもらってうれしい」 と目を細めていた。
貸し出しを希望する人は同社 (℡073・478・0110)まで。