西支部は雑賀３連覇　和歌山市学童野球　新人大会

　和歌山市軟式野球連盟学童部の３支部新人大会は17日、それぞれの地域で決勝（Ａ級）が行われ、球春到来にふさわしいぽかぽか陽気の中、選手たちのはつらつプレーが注目を浴びた。雑賀と雄湊という昨年と同じ顔合わせとなった西支部は、雑賀が終盤、鮮やかな逆転劇で３連覇を達成した他、北支部では直川が貴志打線を完封し２連覇を飾り、三田は中盤の猛攻で中之島を振り切り東支部を制した。しんぽう写真館はこちらから

【西支部・第17回市長杯争奪新人大会】

《Ａ級決勝》

序盤に２点を失った雑賀は４回、１死２塁から玉置の左中間を破る２塁打で１点を返した。なおも玉置の３盗が、相手野手の失策を誘い一気に同点とした。６回には２死から西出が中前へ弾き返し、続く玉置が四球を選ぶと、塁に出れば走る機動力を使って２、３塁と好機を広げた。ここで小池が左翼線へ運び、勝ち越しの２点を追加、３連覇を引き寄せた。

雑賀の玉置主将は「リードを奪われ、ピンチになったけど、みんなで協力して逆転できた。うれしい。この勢いで市の春季大会に挑みたい」とした。

《雑賀》監督＝平一宏▽主将＝玉置翔都▽山野雄也、西出仁、小池颯人、松村海世、大岩悠介、松田渉吾、中口泰地、水軒波人、北川大喜、岩田侑己、福家史也、中井眞太朗、玉置真都、横田彗

《雄湊》監督＝福地信一▽主将＝鈴木聡平▽選手＝上原佑斗、三塩裕太、本田仁世、東大輔、池田凌雅、真鍋歩夢、北山新太良、上原拓海、林洋佑、辻瀬亜生、野田眞之助、本田礼也、東山信太

《Ａ級》準決勝＝雑賀１―０宮前▽雄湊７―０名草

《Ｃ級》決勝＝和歌浦７―０宮前

【北支部・新人大会兼第14回㈱松源杯争奪大会】

《Ａ級決勝》

２連覇を目指す直川と２年ぶりの王座復活へ期待の貴志との決勝は２回、直川が１死から四球を選んだ山路を南が２塁に送り、広がった好機に下井田が左翼越え２塁打を放ち、１点を先制した。

直川の先発マウンドを任された酒井は、打たせて取る巧みな投球で５回まで貴志打線を、久保の２塁打１本に抑えた。６回には１死から甘木に２塁打、阿田木に四球を与えたが、落ち着いた投球でピンチを切り抜け反撃を許さなかった。

直川の南主将は「２年連続の優勝はうれしい。投手が安定し打線もつながった。市の春季大会も目標は優勝」と話した。

《直川》監督＝岡本光宏▽主将＝南翔偉▽選手＝下井田知也、中島圭太、酒井隆成、倉前学斗、前田裕星、岩田駿介、山路樹、南秀和、辻本峻人、嶋輝彩、辻本遥馬、乾隼、玉井翔伍

《貴志》監督＝西林昭二▽主将＝榎本海聖▽選手＝坂本翔太郎、中西仁也、樋尻勇希、黒岩誠、中島統依、阿田木健介、木谷豪起、久保哲平、尾嵜凛太郎、甘木優作、石井星矢、内匠屋快都、木村康生、貴志友幸

《Ｃ級》決勝＝紀伊23―０八幡台

【東支部・新人大会兼和歌山東南ロータリークラブ旗争奪大会】

《Ａ級決勝》

初回に１点を奪われた三田は３回、１死から左右間を抜く２塁打を放ち、３盗を決めた嶋田を、平田の投前スクイズで迎え入れ同点とした。５回には、俊足川嶋のセーフティーバントで好機を広げ、嶋田の中越え３塁打などで３点を加えた。

守っては、２回以降中之島打線を、粘り強い投球で無安打に抑えた平田を、６回から秋田が救援。危なげないマウンドさばきでリードを守り切った。

三田の嶋田主将は「監督やコーチに教えてもらったことを守り、みんなで一丸となって勝ち取った優勝。市の春季大会も頑張る」とした。

《三田》監督＝秋田博城▽主将＝嶋田伊吹▽選手＝松山敦紀、秋田侑我、堀内悠、吉田吏来、雑賀崇斗、平田宗一郎、波田翔悟、川嶋克弥、村上洸誠、鵜飼季暉、森下木葉、山裾眸斗

《中之島》監督＝梅本佳弘▽主将＝森田雄大▽選手＝木下力也、西村希衣、小山情司、吉村拓貢、権出英史、岡稜馬、辻本龍之介、橋本拓実、芝村颯太、大竹正太、岡田大地

《Ｃ級》決勝＝中之島10―７小倉