教育充実へ「紀産紀育10前しん」 紀の川市教委
紀の川市教育委員会は本年度の新規事業として、 「紀産紀育10前しん」 の10項目を掲げている。 学校と市教委がより一体となって 「前しん」 することが目的。 教員を対象にした塾やリーフレット、 マニュアルの作成など、 一層の教育充実に向けた事業を展開する。
新規事業は順次展開。 今月からは各学校の特色を独自の 「しん」 で表現する学校教育テーマ 「一校一前しん」 に取り組み始めている。 「しん」 の部分には 「進」 や 「新」、 「深」 などのあらゆる漢字を当てはめることが可能。 課題を明確にし、 組織的、 具体的な活動で発展を目指していく。
また近日中に 「瞳きらめく学校推進事業」 として小中学校で各1校をモデル校に指定。 将来に必要とされる人間を育てるための実践研究を行い、 研究の成果を市内に普及させていく。
6月ごろには教員の教養を広めようと、 「平成紀の川教師塾」 を開講。 市内企業の社長やスポーツ選手などの優れた人材に講師を依頼し、 計5回の講座を開く。 教員には1回以上の参加を義務付ける。
その他、 特別支援教育の一環として、 子どもの特性を生かし、 早期対応で可能性を最大限に伸ばすリーフレットや食物アレルギー対応マニュアルの作成、 「家読」 推進事業などを展開していく。