東海地方で和歌山PR 県観光連盟 名古屋観光センター
名古屋市中区栄。テレビ塔をシンボルとし東海地方で最も栄えるこの地に、和歌山の観光をPRする施設「和歌山県観光連盟名古屋観光センター」がある。
各都道府県事務所や観光案内所が中日ビル4階と、7~10階に入所し「全国物産観光センター」を形成。その一画に和歌山県のブースがあり、わかやま紀州館(東京都千代田区)と同様、県内全域の観光パンフレットの配布や案内、東海地方のマスコミや旅行エージェントへの情報発信や収集を行っている。
同センターのショーウィンドウには、那智勝浦町のまぐろを「紀州勝浦産生まぐろ」とネーミングし、舟盛り、まぐろ丼、寿司のレプリカや、缶詰を展示。夏の観光シーズンに合わせ、白浜町の白良浜海水浴場や和歌山アドベンチャーワールドの紹介コーナーも設置。東海地方ならでは、伊勢からのアプローチを前面に押し出しているのが印象的だ。
また、名古屋を中心に「東海和歌山県人会」があり活発に活動。来年、創立110周年を迎える歴史ある県人会。9月7・8日には、全国県人会東海地区連絡協議会などが主催する「ふるさと全国県人会まつり」で「和歌山うまいもん大集合」と題したブースを展開。7日午後3時からは「南紀白浜円月太鼓」が披露される。
同センター長の西本さんは「東海地方にお住まいの和歌山県出身者に来てほしい。和歌山の輪を広げていければ」。夏休みで東海地方から帰省される親戚や知人がいればぜひお声掛けいただきたい。会場は松阪屋名古屋店前の久屋広場。
今秋には伊勢神宮の式年遷宮を迎え、東海地方への旅行者が増える。伊勢から熊野へ。一人でも多くの方に和歌山の魅力を体感してほしい。 (次田尚弘/名古屋)