次期会頭に上中氏 海南商議所

 海南商工会議所は29日、臨時議員総会を開き、次期会頭に運送業「㈱オプラス」の上中嗣郎代表取締役会長(71)を選任した。任期は11月1日から3年間。副会頭は3人全員が新任となり、角谷勝司会頭(79)は任期満了に伴い退任して顧問に就く。

 上中氏は平成13年11月に同商議所議員となり、23年3月から副会頭を務めている。就任へ向けて「来年は消費税の増税を控え、変革を求められている時でありますが、商工会議所としての役割を認識し、前会頭が取り組まれた諸事業の継承とともに商工業、農水産業、観光の連携した事業を模索、このまちの活性化をサポートしていきたい」と抱負。「市や県をはじめ関係諸団体との連携を図り、会議所事業の推進に力を注いでいく」と意気込んでいる。

 この他、新任4人を含む常議員26人を選任、監事3人を再任し、副会頭、専務理事、常務理事の選任について同意、顧問、参与の委嘱について承認。次期副会頭には神出建設企業㈱の神出勝治代表取締役社長(66)、医療法人恵友会・恵友病院の川嶋寛昭理事長(65)、㈱小久保工業所の小久保好章代表取締役社長(52)が決まった。

 また、角谷会頭、大岡淳人副会頭、岡甫副会頭と常議員2人、議員4人の計9人に日本商工会議所感謝状を伝達、議員3人に海南商工会議所感謝状を贈呈。角谷氏は19年3月から会頭を務めた。