27年ぶりの男女優勝 粉河高卓球部
平成26年度県高校総合体育大会卓球競技の部で、紀の川市の粉河高校が学校対抗(団体)で男女そろって優勝を飾った。男女ともに優勝は27年ぶり、アベック優勝も同じく27年ぶりとなる。8月5日に山梨県で開幕する全国大会での上位進出に向け、日々練習に打ち込んでいる。
学校対抗は各校から4人が出場し、シングルス4試合、ダブルス1試合を行う。男子は31校、女子は20校がトーナメントで熱戦を展開した。
男子は初戦で那賀を3―0、新翔を3―0で下すと、準々決勝で大会6連覇中の近大新宮と対戦。強敵を相手にこの試合も3―0で制し、県の大会新記録のかかった7連覇を阻止した。勢いそのままに、準決勝では和歌山商業を3―0、決勝は田辺を3―1で破り、全国切符を勝ち取った。
ダブルスを組んだ小浦・西村ペアは「県の代表として、練習の成果を十分発揮したい。チャレンジャーなので思い切ってプレーし、一つでも多く勝てるように頑張りたい」と話した。
女子は初戦のろう学校、準々決勝の紀央館、準決勝の田辺、決勝の和歌山商業をいずれも3―0で圧勝。1・2年生のメンバー構成にもかかわらず、力の差を見せ付けた。
ダブルスを組んだ椎﨑・塩谷ペアは「チーム一丸となって全員で戦いたい。ランキング入りを目指し、応援してくれる方々に恩返しできるように頑張ります」と意気込んだ。
また個人では女子ダブルスで椎﨑・塩谷ペアが優勝した。シングルスでは椎﨑が優勝、塩谷が準優勝、井上が3位に入り、同校が上位を独占した。
全国大会の出場枠は、学校対抗が優勝校、ダブルスは上位2組、シングルスは上位4人となっている。
同校の卓球部は次の皆さん。
〔顧問〕谷口陽一、榎戸秀雄、西浦綾菜
〔男子〕主将=森田啓耶▽選手=平野真崇、小浦陸、田代大和、永井秀成、西村康平、吉見尚晃、井上廉、植田大成、南和歩
〔女子〕主将=坂口遥子▽選手=伊藤侑子、式地果穂、井上柚、椎﨑楓花、塩谷真由、戸石遥香、岩阪知華、遠藤麻実、松本彩葉