記念行事続々と 世界遺産登録10周年
平成16年に世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」が7日、登録10周年を迎える。記念事業が県内外で予定されており、7日と31日には記念フォーラムが開かれ、世界遺産を有する和歌山、三重、奈良の3県知事が語る。
フォーラムは3県連携事業で「吉野・高野・熊野の国」事業実行委員会が主催。7日は東京・WTCコンファレンスセンターで開かれ、タレントの楠田枝里子さんをコーディネーターに仁坂吉伸、鈴木英敬(三重)、荒井正吾(奈良)の3知事が出席。31日は名古屋・ガーデンレストラン徳川園で開催される。
8日は那智勝浦町体育文化会館で記念祭(県主催)。一般参加自由。前文化庁長官で、平泉と富士山の世界文化遺産登録に貢献した近藤誠一さんが講演。小学生によるメッセージや落語「熊野詣」の披露などもある。
その他、県関連の事業は次の通り。
ルイス・オカニャ追悼写真展示(7月7日、東京)▽記念シンポジウム(8月9日、大阪市)▽全国世界遺産観光地サミット(9月29、30日、高野山)▽環境保全トレッキング(9月20日町石道、10月11日中辺路、11月15日同、12月6日紀伊路)▽特別展「熊野―聖地への旅―」(10月18日~12月7日、県立博物館)▽ポップスコンサート(日時未定、県民文化会館)▽アート・ワークショップ、お出かけ音楽会・ミニコンサート(8月~来年3月、世界遺産資産地域)