出生3年連続で減少 県25年統計
平成25年の県内の出生数は3年連続減少の7122人(前年比302人減)、出生数から死亡数を引いた自然増減数は7年連続減少のマイナス5651人(同640人減)で、ともに戦後最低を更新したことが県の人口動態統計(概数)で分かった。婚姻件数は4618組(同46組減)で、さらに自然減は進むとみられる。
一人の女性が一生の間に生む子どもの数に当たる合計特殊出生率は前年を0.01下回る1.52で、全国平均1・43よりも高かった。
死亡数は前年比338人増の1万2773人。昭和26年以降8000人前後で推移していたが、平成10年以降1万人以上となり、上昇傾向にある。死因の1位は35年連続トップの悪性新生物(がん)で、全死亡者に占める割合は27.0%。2位は心疾患18.0%、3位は肺炎10.6%となっている。
婚姻率(人口1000人対)は前年と同率の4.7。平均初婚年齢は夫30.2歳、妻28.6歳。離婚件数は前年より2組多い1961組、離婚率(同)は2.01で、前年の1.99を上回った。
時間に換算すると、出生は1時間13分48秒に1人、死亡は41分9秒に1人、婚姻は1時間53分49秒に1組、離婚は4時間28分2秒に1組となっている。