児童が見守りに感謝 海南の下校放送

 海南市教育委員会は4日から、小学生が下校する時間に放送している「下校放送」の声と内容を一新。児童の声で見守りへの感謝や自分たちの安全意識を高める内容に変更した。

 平成17年に運用スタート。防災行政無線を使い、低学年の児童が下校する午後3時ごろ、職員の声で教委から地域住民へ子どもの安全を守る協力依頼として流していた。

 10年目を迎え、児童が見守ってくれる地域住民へ感謝の気持ちを伝えるとともに、自ら安全について考える機会にするため変更。放送者は学期ごとに変わる。

 新しくなった放送内容は「もうすぐ小学生が帰ります。地域の皆さん、いつも私たちを見守っていただき、ありがとうございます。児童の皆さんは、安全に気を付けて帰りましょう」。海南、下津の各地区で録音している。

地域住民に見守られ下校する小学生

地域住民に見守られ下校する小学生