切手を不正管理 紀の川市職員を減給
課で管理する切手を自己管理下に置く不適正な事務処理をしたとして、紀の川市は22日、建設部地籍調査課の男性主事(30)を減給10分の1、3カ月の懲戒処分とした。
市によると、主事はことし10月、2回にわたって82円切手500枚(4万1000円)を業務のために取り出し、処理をせず3週間程度机の中に置いたままにしていたという。上司が11月に切手が急に減っていることを不審に思い、調査した際に発覚した。
市では先月、職員が逮捕される不祥事も発生しており、監督責任を明確にするため、中村愼司市長と田村武副市長は1月分給料を10分の1の減額とした。
中村市長は「今後、このようなことのないよう、綱紀粛正に努めてまいります」とコメントしている。