県議選告示 紀の川市は現職が無投票当選

 県議選が告示され、海南市・海草郡(定数3)、岩出市(同2)、紀の川市(同3)の3選挙区でもお願いコールがスタート。各陣営は届け出を済ませた後、選挙事務所で支持者らと共に出陣式。第一声を放ち、街宣カーで選挙区内に繰り出した。

 海南・海草 定数3に対し届け出順に、雑賀光夫(70)=共産現=、尾崎要二(62)=自民現=、二瓶文隆(55)=維新新=、藤山将材(39)=自民現=の4氏が立候補を届け出た。
 平成19年に海南市、海草郡の2選挙区が合区し、現在の選挙区となって以来、無投票が続いていたが、今回初の選挙戦となった。
 県議選に初めて候補を擁立した維新が現職に挑む。東京で区議経験もある二瓶氏が雑賀、尾崎、藤山の現職3氏の地盤をどこまで切り崩せるか注目される。

 岩出市 定数2に立候補したのは届け出順に、山本茂博(62)=自民現=、山﨑雄彦(53)=無新、民主推薦=、川畑哲哉(37)=自民新=の3氏。2議席独占を狙う自民の山本、川畑両氏に民主推薦の山﨑氏が挑む構図だ。前回の同市選挙区は無投票だったため、8年ぶりの選挙戦となる。

 紀の川市 定数3に対し現職3人が立候補。届け出順にいずれも自民の岸本健(44)、山田正彦(73)、服部一(74)の各氏。前回は選挙戦となったが、今回は前哨戦から新人の動きは見られず、同市誕生後初となる無投票が濃厚となっている。