県独自の学力テスト 公立小中学生に実施

 県教委は8日、独自の学力テスト「平成27年度県学習到達度調査」を県内の公立小中学校、特別支援学校の児童・生徒を対象に行った。

 調査は国語と算数(数学)の2教科で実施。内容は、基礎的・基本的な知識・技能を問う問題と、身に付けた知識・技能を活用する力を問う問題で構成され、ことし4月から11月末までの学習内容を範囲とした。

 調査対象は、小学校と特別支援学校小学部の4・5・6年生(249校、約2万4000人)、中学校と特別支援学校中学部の1・2年生(129校、約1万6400人)。県教委は調査結果を教員の指導方法の改善に生かす他、児童・生徒の復習対策を行い、学年が上がるまでに本年度の学習内容の習得を目指す。

 この日、和歌山市内の小学校では教員が問題用紙を配り、注意事項を伝えると、児童は試験開始の合図を緊張した様子で待っていた。

 調査結果は来年2月上旬にまとめられ、各市町村教委や学校に伝えられる。

問題用紙を配る教員(和歌山市内の小学校)

問題用紙を配る教員(和歌山市内の小学校)