龍門駐在所が移転 地域の安全・安心拠点に

 紀の川市立竜門小学校の校舎移転に伴い、同市杉原の岩出署龍門駐在所が、同校舎西側に移転した。2日に内覧会が行われ、同駐在所連絡協議会の会員や学校関係者らが新しくなった駐在所を見学した。

 新駐在所は昨年9月下旬に着工。先月22日に完成し、27日から業務を開始している。木造2階建て、敷地面積は約300平方㍍、延べ床面積は約110平方㍍となっている。

 以前の駐在所から西へ約200㍍の場所に移築。十分でなかった駐車場は、車4台分のスペースを確保し、建物内には、事務室の他、市民の相談を受けるコミュニティスペースや倉庫、トイレなどを設けている。

 内覧会には10人ほどが参加。平成23年から同駐在所で勤務する西尾隆博巡査長(57)の案内で、駐在所の外観や内装を見学し、ドアに設けられたのぞき穴などの説明を受けた。

 内覧した同協議会の妹背功さん(71)は「学校の近くにあるので、とてもありがたい」、西尾巡査長は「地域の安全、安心の拠点となり、事件や事故の抑止に努めていきたい」と話していた。

移転した龍門駐在所

移転した龍門駐在所