四箇郷DBCが夏春連覇 小学生ドッジ
第11回GESカップ・第25回春の全国小学生ドッジボール選手権県大会が、1月31日、県立体育館で開かれ、四箇郷DBCが優勝した。夏の大会に続く連覇で、2枚目の全国大会切符を手にした。和歌山市同士の激突となった高松キングファイターズとの決勝では、相手にリードを許しながらも終了間際の大逆転で第1セットを奪い、第2セットも正確なアタック(相手にボールを当てる)と粘り強い守りで接戦を制し、セットカウント2―0で栄冠をつかんだ。
大会には地元和歌山市をはじめ、那賀、伊都、有田地方から10チームが参加、予選リーグ、決勝トーナメントで白熱したゲームを繰り広げた。決勝と準々決勝のみ3セットマッチ(2セット先取)、他に試合は全て1セットで行われ、いずれも1セット5分だったが、制限時間を有効に活用するチームもあれば、内野と外野の連携からアタックを試みるプレーもあり、選手たちは勝利を目指し元気いっぱいだった。
試合は1チーム12人で内野に残った選手の数で勝敗を決めるが、決勝進出の四箇郷と高松は、予選リーグ4試合と準決勝までの2試合の内野トータルがともに71と、攻守にわたって抜群の強さを発揮。決勝でも、開始早々から緊迫した熱戦となった。高松がやや優位に試合を進め、10―9という僅差で迎えた終了間際、四箇郷はワンプレーで、外野から相手内野のアタックに成功。両チームの内外野の人数が入れ替わる大逆転で四箇郷が10―9で第1セットをもぎ取った。
挽回できない時間帯での逆転に成功した四箇郷の勢いは、第2セットに入っても止まらず、高松も粘りを見せたが、10―9と四箇郷が押し切り、2セットを連取した。
3位決定戦は、岩出ガメラーズが10―0で、あや小サンフラワーズ(橋本市)を下した。優勝した四箇郷は、今月21日に東京体育館で開催される全国大会に出場する。ベスト4の各チームは3月20日に奈良・橿原公園体育館を会場とする関西大会に県代表として臨む。
夏に続き再び全国に挑む四箇郷の西本代表は「6年生はアタックが強く、決勝の逆転は作戦通りだ。全国では夏のベスト8を上回る成績を目指したい」とし、和歌主将は「みんなで協力して優勝できた。全国では夏にかなわなかった表彰台を狙って頑張る」と意欲を示した。
決勝トーナメント
◇1回戦=つか小キッズ9―8ALL・for・ONEやんちゃ~ず▽橋本ドリーム・ソルジャーズ9―6高野口コンティニュー◇準々決勝=高松キングファイターズ2(11―4、11―1)0つか小キッズ▽あや小サンフラワーズ2(8―6、10―8)0藤並bombers▽岩出ガメラーズ2(6―9、8―3、10―5)1名草ルーキーズ響▽四箇郷DBC2(9―3、11―5)0橋本ドリーム・ソルジャー
◇準決勝=高松キングファイターズ10―6あや小サンフラワーズ▽四箇郷DBC11―6岩出ガメラーズ