履正社が智弁2校破り優勝 近畿高校野球

春季近畿地区高校野球大会は4日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で準決勝2試合があり、県1位の智弁和歌山は履正社(大阪)と対戦し、2―9の7回コールドで敗れた。5日には同球場で決勝があり、履正社が智弁学園(奈良)を6―0で下し、優勝を飾った。

◇準決勝

智弁和歌山 1 0 0 0 0 1 0 2
履正社 2 0 2 0 0 5 X 9

(7回コールド)

〔智〕橋、黒原―門脇〔履〕山口―井町▽本塁打=髙垣(智)四川、安田(履)▽2塁打=四川(履)

智弁は初回、2死2塁と好機をつくり、髙垣の中前適時打で先制。3点を追う6回には、髙垣の左越え本塁打で1点を返した。7点差で迎えた7回は、三者三振に倒れ、点差を詰めることはできなかった。

先発した橋は、初回に逆転となる本塁打を浴びると、3回には2死1塁から本塁打を許し、リードを広げられた。

髙嶋仁監督は「今の力ではこんなもの。夏に向けて、バッテリーを中心に修正が必要」と話した。

6回、本塁打を放つ髙垣

6回、本塁打を放つ髙垣