渋滞解消や安全性向上 第二阪和国道整備で

近畿地方整備局浪速国道事務所は、昨年9月に開通した和歌山市の第二阪和国道(大谷ランプ~平井ランプ、延長1・8㌔)の整備効果と大型連休の交通状況をまとめた。

大型連休中、開通区間の交通量は約1万2400台(12時間)で、並行する国道26号の交通量は約4500台(約2割)減少した。

開通前、26号梅原交差点で発生していた交通混雑は、大阪方面行き、和歌山市内方面行きともに解消した。

安全性が向上し、開通区間と並行する26号を合わせた死傷事故件数が、開通前の8件(4カ月)に対し、開通後は4件に半減。既開通区間(大谷ランプ以南)と並行する26号を合わせた同件数は、24件から15件へと4割減少した。

救急医療活動にも効果が表れている。大規模分譲地「ふじと台」から日赤和歌山医療センターまでの搬送時間が24分から19分に約2割、中江病院までの時間が19分から8分に約6割短縮した。