向陽、箕島を猛追も及ばず 高校野球初日

第98回全国高校野球選手権和歌山大会は大会初日の13日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で1回戦2試合があり、第1試合の開幕戦は向陽が箕島に4―6、第2試合は粉河が紀北農芸に1―6でそれぞれ敗れた。

初日 第1試合

向陽 1 1 0 0 0 0 0 0 2 4
箕島 0 3 0 0 3 0 0 0 X 6

〔向〕橋爪、白濱―山﨑〔箕〕福居、中村―田中脩▽2塁打=森、式田、高尾、滝本、田中脩(箕)

向陽は1回表、1死1、3塁と攻め、3塁走者の沖田が、1塁走者へのけん制の際に本塁に生還して先制。2回にも1点を加点したが、それ以降は箕島の猛攻が続き、2回、5回ともに3点を奪われた。9回には満塁の場面を演出し、死球などで2点を返したが、あと一歩及ばなかった。

第2試合

紀北農芸 0 0 0 0 1 0 4 1 0 6
粉河 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

〔紀〕山名―伊都〔粉〕小﨑、森下―神德▽本塁打=下絵図(紀)▽2塁打=和田、山名(紀)神德(粉)

両校無得点で迎えた3回、粉河は1死から柑本、橋本の連続安打に盗塁を絡めて好機をつくると、石倉がスクイズを決めて先制。中盤以降も得点圏に走者を進めたが、あと一本が遠く、得点することはできなかった。

先発の小﨑は、紀北農芸打線を4回までわずか1安打に抑えたが、チームは4失策を記録。守備から攻撃につなげられなかった。