市高生が啓発ポスター 夏の交通安全運動

わかやま夏の交通安全運動(11~20日)に合わせて15日、和歌山市のオークワ六十谷店で啓発活動が行われ、市立和歌山高校のデザイン表現科2年生の男女19人が、来店者に交通安全を呼び掛けた。

和歌山東署が主催し、署員や生徒らの他、和歌山東地区地域交通安全推進委員ら計28人が参加した。今回の新しい取り組みとして、同科2年38人一人ひとりが交通安全に関するポスターを制作。店内出入り口に全て掲示された他、作品を小さくした印刷物をポケットティッシュ300個に挟み込み、配布した。

酒類を手のひらで拒むデザインで飲酒運転撲滅の思いを込めた栄梨香子さん(16)は「見る人が分かりやすいデザインを考えて制作しました。一人でも多く事故の犠牲者がなくなってほしい」と話していた。

県下の交通事故件数は、15年連続で減少傾向にある。交通事故死者は14日現在で20人(同署管内3人)となっている。

制作したポスターの前で啓発グッズを配布する生徒ら

制作したポスターの前で啓発グッズを配布する生徒ら