ライフジャケット着用を 吉宗像がPR
マリンレジャーのシーズンを迎え、和歌山海上保安部(三矢哲司部長)らは16日、「ライフジャケット着用推進キャンペーン」を行い、和歌山市吹上の徳川吉宗公の銅像にライフジャケットを着せて市民に必要性をアピールした。
奉仕団体・和歌山伏虎ライオンズクラブ(LC)、県水難救済会などと平成21
年度から続けている8回目のキャンペーン。同LCの大浦政則会長(60)は「夏休みに入るこの時季のキャンペーンは有意義なので続けたい」、三矢部長(54)は「在位300年でライフジャケットを着用しての活動は吉宗公にとって予想外でも、命の尊さには共感してくれるはず」とあいさつした。
この後、同市毛見の和歌山マリーナシティで、LC関係者ら10人と和歌山大学3回生の岸田豊さんは防災グッズ約250個とチラシを配り、ライフジャケットの着用体験会も開いた。
和歌山海保によると、昨年は紀北地域で海に転落した14人中、死亡したのは5人で、うち4人がライフジャケット未着用だった。海での事故発生時は緊急ダイヤル、局番なしの「118」番へ。