県勢女子初の総体 北高レスリングの2人
和歌山市の県立和歌山北高校レスリング部の2年生・松下京加さん(17)と1年生・三輪柚奈さん(15)が、広島県で来月開かれる全国高校総合体育大会(インターハイ)のレスリング競技に、県勢女子として初めて出場を決め、活躍が期待されている。
2人は6月18日に堺市で行われた第4回近畿高校女子レスリング大会に出場。松下さんは56㌔級フリースタイルで優勝、三輪さんは52㌔級同スタイルで準優勝し、全国大会の切符を勝ち取った。
大会は総当たり戦で行われ、4人が出場した56㌔級で松下さんは3戦全てフォール勝ちを収め、5人が争った52㌔級で三輪さんは3勝1敗で2位となった。
インターハイに向け、松下さんは投げ技をしっかり決められるようにと懸垂などの自主練習に取り組んでいる。三輪さんは全国でも通用する正面タックルを磨くため、腹筋で体幹を鍛え、スピードが大切になる技のために走り込みを行うなどしている。
松下さんは「近畿大会では自分の投げ技が使えたので、全国でも通用するように磨いていきたい」、三輪さんは「近畿大会は負けて悔しかったので、全国は学年に関係なく一つひとつの試合を全力で頑張りたい」と意気込みを話している。
インターハイは7月26日から8月20日まで中国地方で各競技が行われ、レスリングは2~5日、東広島運動公園体育館で開かれる。