市高赤羽は指名ならず　プロ野球ドラフト

　プロ野球の新人選手選択会議（ドラフト）が２０日、東京都内で行われ、プロ志望届を提出していた市立和歌山高校の赤羽陸投手（３年）は指名を待ったが、名前を呼ばれることはなかった。

　赤羽投手は１７９㌢・７０㌔。右投げ左打ち。西脇小、西脇中を経て同高に進み、３年時にエースとして春夏連続でチームを甲子園に導くなど活躍した。最速１４４㌔の直球に加え、カットボール、スライダー、ツーシームを持つ。

　ドラフト当日は同高の応接室で野球部の半田真一監督、岩本悠部長らとテレビ中継で指名の経過を見守ったが、最後まで名前は呼ばれなかった。

　赤羽投手は「指名されるかどうか微妙な立場だと思っていた。切り替えて練習に励み、さらに名前を知られる投手になりたい」と話し、半田監督は「ことしは候補に好投手が多く、厳しいと感じていた。赤羽投手は身体能力が高く、体力の強化やフォームの改善に取り組めば大いに伸びると思っています」と語り、今後の成長に期待を寄せた。

　赤羽投手は卒業後、大学に進学し、硬式野球を続ける予定。

記者会見で今後に向けた抱負を語る赤羽投手