少子高齢社会を生きる 平和の文化と希望展

 少子高齢化が進む時代を生きるヒントを提案する創価学会の全国巡回展「平和の文化と希望展~少子高齢社会を生きる~」が27日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ内わかやま館で始まった。30日まで。

 和歌山展実行委員会(委員長=中林英樹和歌山総県長)が主催。約200人が駆け付けたオープニングセレモニーのあいさつで、中林委員長は「『平和の文化』は、1995年の第28回ユネスコ総会で提唱されたものです。平和の文化をさらに、一人ひとりの地域社会や教育の基盤にすることが大切です」と呼び掛けた。仁坂吉伸知事や同市の荒竹宏之副市長らが来賓で出席し、祝辞を述べた他、テープカットで開幕を祝った。

 会場内には、いじめや貧困、虐待など子どもが置かれている社会状況への問題提起や、高齢者が豊かな暮らしを送るために重要なさまざまな角度からの情報が、約40枚のパネルで提案されている。

 また、県内の学会員が地域で取り組む、子育て支援活動や高齢者のサークル活動の事例なども展示されている。

 県事務局の額田康夫広報委員(43)は「少子高齢社会は身近なようで遠い存在なので、パネル展を契機に、それぞれが何かを考えるきっけかにしてもらえれば」と話し、来場を呼び掛けている。

 入場無料。午前10時から午後7時(最終日は5時)まで。

パネル展示に見入る来場者

パネル展示に見入る来場者