新春の縁起物「福枝」 伊太祁曽神社で準備
和歌山市の伊太祁曽神社(奥重視宮司)で29日、初詣の参拝者に授与する縁起物「福枝(ふくえだ)」と破魔矢の奉製作業が行われた。
福枝は同神社独特の新春縁起物で、梅の若枝に開運厄よけを祈る短冊や来年のえと「酉(とり)」の絵馬などが結び付けられている。
五つの飾りが結ばれた五福枝、家内安全を祈る短冊とまりを加えた七つの飾りが結ばれた七福枝の2種類があり、ともにえとの土鈴が入った福袋もつり下げられている。
五福枝は60本、七福枝は50本を奉製する予定。この日は新春の奉仕に当たる巫女(みこ)たちが一つひとつ丁寧に枝に飾りを結び付けていた。
巫女の上田佳緒里さん(22)は「新春、気持ちよく参拝していただければ」と話している。