南方熊楠生誕１５０年記念　フレーム切手

南方熊楠の生誕１５０周年を記念して、日本郵便㈱近畿支社（本社＝大阪市中央区、矢﨑敏幸支社長）は１０日、同日に県内各郵便局で販売を開始したオリジナルフレーム切手を和歌山市に贈呈した。

熊楠に関連する直筆の写本や図、自画像の他、親交があった中国の政治家、孫文との記念写真などを切手デザインに採用した。８２円切手１０枚が１シートで１３００円。県内１４６局で、計１０４０シートを販売する。同社ホームページ（http://www.shop.post.japanpost.jp）でも、１５日から購入が可能。

市役所で行われた贈呈式には、同市地区連絡会の塚本恵照統括局長（島郵便局長）らが出席。尾花正啓市長は「和歌山市で培った感覚などが、熊楠の海外での活動につながり、偉大な博物学者の素地になったと思っています。市としても、もっとＰＲしていきます」と感謝。塚本局長は「われわれも制作過程で、あらためて熊楠と市との強いつながりの再発見があり、勉強になりました」と語った。

南方熊楠のフレーム切手