京奈和道の沿線PRへ 国と3府県連携協
京奈和自動車道の沿線を訪れる観光客増加に向け、和歌山、京都、奈良3府県と国土交通省は1日、連携して広報活動を行う「京奈和自動車道連携協議会」を設立し、第1回会合を大阪市の大阪合同庁舎で開いた。
近畿地方整備局によると、同自動車道は、3府県を結ぶ約120㌔の高規格幹線道路で、今月18日に県内の岩出根来インターチェンジ(IC)―和歌山ジャンクション(JCT)間(約6・5㌔)、ことし夏ごろに奈良県の御所南IC―五條北IC間(約7・2㌔)の開通が予定されており、開通区間が全線の7割を超えることになる。
協議会メンバーは同局や近畿運輸局、3府県の道路交通、観光部門の幹部職員らで構成。初会合では、沿線の魅力PRに向けた広報活動をどのように進めるかを話し合い、沿線でことし開かれるイベントを地図上で紹介するパンフレットを今月中に作成し、高速道路のサービスエリア(SA)や道の駅、自治体庁舎などに設置することを決定した。
同協議会事務局の近畿地方整備局道路部は「沿線の魅力を広く各地域の皆さんに伝えていきたい」と話している。