新議長に尾﨑氏、副議長に山本氏 県議会

 県議会6月定例会が13日に開会し、浅井修一郎議長の死去により空席となっていた議長と副議長の選挙を行い、新議長に尾﨑太郎氏(51)=自民、和歌山市選出=、新副議長に山本茂博氏(64)=自民、岩出市選出=が就任した。

 尾﨑氏は学習院大学卒。平成15年に初当選し、現在4期目。議会運営委員長、総務委員長などを歴任し、26年6月から27年4月まで副議長を務めた。

 山本氏は愛媛大学卒。19年に初当選し、現在3期目。県監査委員、県議会農林水産委員長などを歴任している。

 議場では、浅井前議長に黙とうをささげた後、遺族に対して仁坂吉伸知事から叙位と死亡叙勲が伝達された。

 県当局は、総額2887万円を増額する29年度一般会計補正予算案を含む計19議案を上程した。

 仁坂知事は提案説明の中で、本年度が新長期総合計画の初年度に当たることにふれ、京奈和自動車道や第二阪和国道などの開通を県産品の販売促進や販路開拓につなげることに意欲を示し、県内誘致を目指す統合型リゾート施設(IR)については県内の候補地を和歌山マリーナシティに一本化したことを紹介した上で、「地方の特性を生かしたIRを実現できるような仕組みとするよう国に要望していく」と述べた。

 会期は30日までの18日間。一般質問は21~23日と26日、常任委員会は27、28日に予定されている。

尾﨑議長㊧と山本副議長

尾﨑議長㊧と山本副議長