緊急情報提供の協定 岩出市とジェイコム

 ケーブルテレビ運営会社の㈱ジェイコムウエスト(大阪市中央区、西森英樹社長)と和歌山県岩出市は1日、災害が発生した際や災害発生の恐れがある場合に、避難勧告などの緊急情報を提供する「緊急放送に関する協定書」を締結した。

 同社によると、台風や地震などの災害発生時や緊急を要する事態が発生した際、市から同社に放送要請があれば、サービスエリア内で放送しているコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」(地デジ11ch)を通じて市民に告知や情報を提供するとしている。

 画面上では災害時などの情報をスクロールテロップで表示。画面上段に気象庁の情報が自動的に表示され、下段には給水所情報などの市から提供された情報が流れる。また、大規模な災害が発生した場合は画面が目立つようにL字型に切り替えて表示し、地域の緊急情報を迅速に伝える。

 今回の締結により、市からの緊急情報を視聴できるエリアは同市の他、和歌山市、海南市、紀の川市貴志川町(一部地域を除く)となる。視聴可能世帯数は約7万8000で、うち岩出市内は8000世帯(7月末現在)となっている。

L字画面で緊急情報を表示

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