学童農園に手作りかかし 山口まちづくり協
地域福祉を行う山口まちづくり協議会(平岡卓治会長)は米の収穫時期に合わせ、和歌山県和歌山市谷の農地に手作りのかかし23本を立ち並ばせた地域活性活動を行っている。
農地は昨年から山口小学校(高橋輝行校長)の5年生が授業の一環で米作りに利用している学童農園で、「田んぼを守るかかしも自分たちで制作すれば面白いのでは」という発想が取り組みのきっかけ。2年目のことしは好評につき昨年よりも6体多く作った。
制作は山口小学校や山口幼稚園、山口保育園の他、地区内の施設や団体、有志の個人など地域が一体となって協力しており、田んぼにはアンパンマンやブルゾンちえみ、ぐりとぐらなどさまざまなキャラクターのかかしがにぎやかに立ち並び、通行人らの目を引いている。
平岡会長(55)は「山口の地域資源である農業地を生かそうと取り組んでおり、11月には文化祭での『かかしコンテスト』も予定しています。このような活動を通して、子どもたちが地域住民とつながりを持ってくれる場を提供していきたい」と話していた。