魅力マップ作成へ 貴志川でワークショップ

和歌山県紀の川市は23日、貴志川町神戸の貴志駅前地域情報ステーション「たまぷらざ貴志川」で魅力発信ワークショップを開き、地域の魅力を紹介するイラストマップの作成に向けた取り組みをスタートさせた。

観光による市の魅力向上や地域活性化を進めようと、9月に観光地域づくり組織(DMO)設立準備委員会を組織。年間約10万人の外国人観光客が訪れる同駅前に、市の魅力を発信する観光交流拠点の建設を計画している。

施設の建設に先駆け、外国人観光客と交流しながら周辺の魅力を集めてイラストマップを作成しようと、ワークショップを開催。当日は市内外から24人が集まった。

参加者は4グループに分かれ、駅を訪れた外国人観光客と交流。電車から降りてくる観光客に折り鶴などを手渡したり、写真撮影をしたりしてコミュニケーションを図った。駅周辺の魅力も伝え、平池緑地公園を案内した。

交流を通して「どんな人にどのように話し掛けたか」「話し掛けるのに大切だと思ったこと」「貴志駅周辺の観察から気付いたこと」をグループで協議。模造紙に意見や課題を書き出し、各グループで発表し合って気付いた点を共有した。

ワークショップは来年3月11日までに計5回を予定。観光客との交流を通して気付きを深める他、周辺散策で魅力を集め、イラストマップを作成、配布する。

外国人観光客と交流する参加者

外国人観光客と交流する参加者