新図書館の指定管理者決まる 和歌山市議会

 和歌山県の和歌山市議会12月定例会は最終日の15日、台風21号の災害復旧費1億9210万7000円を含む平成29年度一般会計補正予算案など43議案を原案通り可決して閉会した。

 平成31年10月に南海和歌山市駅前への移転を予定している市民図書館の指定管理者をレンタル大手「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱とする議案も可決。同議案が審議された経済文教委員会の浦平美博委員長は、図書の分類法について一部の委員から、子どもたちが混乱するのを防ぐために同社独自の方式ではなく、学校図書館と同じ日本十進分類法を採用するべきだとする意見があったことなどを報告した。

 意見書案の採決では、道路整備事業の補助率かさ上げに関する特別措置の継続、森林環境税(仮称)の早期創設を求める二つの意見書は可決されたが、核兵器禁止条約への署名・批准を政府に求める意見書案は反対多数で否決された。