坂上さんら10人表彰 いのちつなぐポスター

 2017年度の「いのちをつなぐポスターコンクール」の表彰式が21日、和歌山県和歌山市七番丁の市役所で行われ、入賞した10人が尾花正啓市長から表彰状を受け取った。

 同市による地域自殺対策強化事業の普及啓発の一環。小学生以下、中学生、高校生、一般の各部門で募集され、ことしは93点から市長賞1点と各部門の優秀賞、佳作5点が選ばれた。

 尾花市長は「心のこもった温かい気持ちが伝わる作品だった。皆さんの描いたポスターが誰かを救ってくれることを願い、これからも創作に励んでほしい」と期待を寄せた。

 市長賞に選ばれた同市三葛の坂上八重子さん(82)の作品は、水彩の柔らかい色合いで「ずっと楽しく生きよう」とメッセージを伝えている。坂上さんは「一日一日を大切に過ごしたいという思いを絵にした。命の大切さを広めてもらえたら」とうれしそうに話した。

 入賞作品は3月5~13日に市役所1階の市民ギャラリーで展示される。

 入賞者は次の皆さん。

 【市長賞】坂上八重子

 【優秀賞】小学生以下の部=川原櫻子(藤戸台小6年)▽中学生の部=髙山伊織(貴志
中2年)▽高校生の部=西村環希(市立和歌山高2年)▽一般の部=江川龍馬

 【佳作】橋爪美梨愛(市和歌山高2年)▽高居優香(同2年)▽西本瑞稀(貴志中2年)▽谷口七彩(川永小5年)▽内西和佳(藤戸台小6年)

賞状を受け取る坂上さん

賞状を受け取る坂上さん