倍率変わらず0・94倍 県立高校本出願状況
和歌山県教育委員会は6日、2018年度県立高校入試の本出願状況を発表した。
全日制(29校4分校63学科)は6186人(スポーツ出願含む)が出願し、一般出願から1人減で平均倍率は0・94倍。現在の入試制度になった09年度以降最低だった。
定員割れは21校4分校36学科で、定員超えは19校25学科。普通科の出願倍率は桐蔭が1・23倍でトップ。次いで向陽1・16倍、神島1・15倍、和歌山北(西校舎)1・14倍。専門・総合学科では和歌山工業の化学技術科と産業デザイン科が1・28倍、続いて笠田の情報処理科が1・13倍、和歌山の総合学科が1・12倍となった。
県立定時制(9校11学科)では575人の募集枠に171人が出願し、倍率は0・30倍。市立全日制(2校5学科)は380人の枠に319人が出願し、倍率は0・84倍。市立定時制(1校2学科)は80人の枠に10人が出願し、倍率は0・13倍となった。
一般出願から約270人が学校・学科を変更したとみられており、人数の変動が最も大きかったのは田辺の普通科で18人減と和歌山工業の化学技術科で14人増。
今後は12日に学力検査、13日に面接や実技検査を行い、合格発表は20日午前10時から各校で行われる。