負債89億円で破産手続き 消費者金融の連専
消費者金融業の㈱連専(和歌山県和歌山市屋形町、萩高明代表)が6月29日に大阪地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かった。負債は約88億9000万円。
帝国データバンクによると、連専は1960年に和歌山連合専門店協同組合組合員の割賦購入あっせんを目的に設立。消費者金融を主力に冠婚業も手掛け、97年3月期には年収入高約17億9400万円を計上したが、貸金業法改正による過払い金返還請求問題などで打撃を受け、近年は消費者金融の回収業務のみの運営となり、2018年3月期の年収入高は約1400万円にまでダウンしていた。