粉河が県和歌山破る 高校野球和歌山大会

 第100回全国高校野球選手権記念和歌山大会は2日目の12日、和歌山県和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で1回戦3試合があり、第1試合は粉河が5―3で県和歌山を下し、2回戦に駒を進めた。始球式では、向陽出身で1974年夏の県代表だった海草・向陽野球部OB会長の正岡伊久夫さん(61)が投手を務めた。

 ◇第1試合

粉河 0 1 0 3 1 0 0 0 0 5
県和歌山 0 0 0 0 0 2 0 0 1 3

 〔粉〕坂本、稲垣―堀内〔県〕山田―渡部▽本塁打=木村壮(粉)▽2塁打=坂本、堀内(粉)藤原、山田(県)

 粉河は2回表、坂本の2塁打と犠打などで好機をつくり、鈴木の中前適時打で先制。4回表には堀内の左中間2塁打や鈴木の左前適時打で3点を加え、5回表には木村壮の大会第1号となる左中間本塁打でさらに1点を追加した。

 投げては、先発の坂本が低めに集める丁寧な投球。6回裏に暴投で2点を失ったが8回から稲垣につなぎ、県和歌山の反撃を振り切った。富樫監督は「バッテリーを中心によく頑張り、信頼して見ていられた。次の試合に向けて、何ができるか見直してしっかり準備したい」と話した。

 ◇第2試合

有田中央 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
和歌山北 0 0 0 1 3 0 1 1 × 6
5回裏、本塁打を放ち生還する木村壮(粉河)

5回裏、本塁打を放ち生還する木村壮(粉河)