はなびちゃん成長中 お城の動物園の子ジカ
和歌山城内の和歌山公園動物園でニホンジカの雌の子ども「はなび」が生まれて1カ月がたち、愛らしい姿を来場者に見せている。
はなびは7月16日、同園で飼育している「つぐみ」から生まれた。連日続く猛暑のため、飼育員がシカ舎にスプリンクラーや扇風機を設置し、暑さで弱ってしまわないように対策を取っている。
生後1カ月を迎えたはなびは大人のシカの半分くらいの大きさで、シカ舎の中を元気に歩き回っている。現在は細かく切った草を食べ、母シカのミルクを飲んですくすく成長中。
来場した親子連れや外国人観光客らは、大きなシカの間を歩き回る小さなはなびを見つけると、「赤ちゃんがいる」と楽しそうに写真を撮っていた。
職員によると、個体差はあるが、ニホンジカは約1年ほどで大人の大きさになるという。
動物園では新しくクジャクバトの展示も始まり、扇のような真っ白の尾羽を優雅に振っている。