親子で気軽に楽しむ音楽会 ゆるりんカフェ

子育て親育て実践型コミュニティゆるりんカフェ(畑上千春代表)主催のチャリティーコンサートが28日、和歌山県紀の川市西大井の打田生涯学習センターで開かれ、約30人がギターやマリンバなどの演奏に聴き入った。

ゆるりんカフェは親同士が子育ての悩みについて気軽に話し合える場をつくろうと、昨年11月に誕生。毎月1回、岩出市内のカラーセラピーサロンで、参加者が子育ての悩みを語り合い、講師を招いて親と子の関わり方や心理学を学ぶなどしている。

今回のコンサートは、親子で気軽に音楽を楽しんでもらおうという企画で、集まった参加費は日本赤十字社の「平成30年7月豪雨災害義援金」に届ける。

この日はウクレレやギター、マリンバなどを愛好する地域住民が出演。和歌山市の濱口道和さん(55)はギターとハーモニカの弾き語りで長渕剛の「乾杯」や「Myself」など4曲を披露。曲と曲の合間には親子へのメッセージを盛り込み、「自己肯定感の低い子どもが増えていると感じる。自分を愛せるようになることは大切」「人生で思い通りにならないときは、知恵を絞ったり、工夫したりするチャンスと前向きに捉えて」などと話した。

マリンバとピアノのデュオでは、童謡「ぞうさん」や「Jupiter」などを演奏。来場した子どもを対象にマリンバの演奏体験もあり、子どもたちはマレットで音板をたたき、楽しみながら音を響かせていた。

ギターを手に熱唱した濱口さん

ギターを手に熱唱した濱口さん