自衛隊ら石垣きれいに お城のクリーン作戦
陸上自衛隊やボランティア団体による「和歌山城クリーン作戦」が1、2日に行われた。
1992年に始まり、ことしで26回目。今回は天守閣再建60周年事業の一環で、現在の天守閣の竣工日(1日)に合わせて実施された。
陸上自衛隊第37普通科連隊、自衛隊和歌山地方協力本部、天理教和歌山教区、和歌山たばこ商業協同組合、辯天宗、ダイワロイネットホテル和歌山が参加。城内の落ち葉集めや石垣の草引きなどを行った。
1日の開始式の後、自衛隊員は約100人で石垣など高所を清掃。ロープを掛けて石垣を下りながら、石の隙間から伸びた雑草を刈り取り、天守閣の屋根では鳥のふんの除去や瓦保護の整備作業を行った。各団体のメンバーも城内各所でほうきや熊手を持ち、前日の台風24号で落ちた葉をかき集めていた。同地方協力本部の合田直樹副本部長は「再建60周年の日にできることに感謝したい。台風の後なので、安全に気を付けて作業したい」と話していた。
清掃後は近隣の園児が37普通科連隊による高機動車の試乗体験に参加した。