智弁と市高に選抜切符 5年ぶり県勢W出場
3月23日に阪神甲子園球場で開幕する第91回選抜高校野球大会の出場32校が25日に決まり、和歌山県内から智弁和歌山と市和歌山の2校が選ばれた。県勢の2校同時出場は2014年の智弁と海南以来、5年ぶり。決定の知らせを受けた両校の選手たちは喜びを爆発させた。
出場校はこの日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれた選考委員会で決定。
両校は選考の重要資料となる昨秋の近畿大会に出場し、智弁は大阪偕星、大阪桐蔭を破って4強、市和歌山も近江兄弟社を下し8強入りしていた。近畿の一般出場枠は6。当確ラインとされる4強の智弁は順当な選出となり、優勝した龍谷大平安を相手に準々決勝で1点差の接戦を演じた市和歌山も、粘り強い戦いぶりを評価され選ばれた。智弁は2年連続13回目、市和歌山は3年ぶり6回目の出場となる。
和歌山市冬野の智弁、同市六十谷の市和歌山の両校には午後3時30分ごろ、高野連から出場決定の電話が相次いで入り、吉報を伝えられた選手たちは、グラウンドで帽子を空に投げ上げるなどして喜んだ。