子育て世代に紀の川市PR 財務事務所有志
和歌山財務事務所(花田一夫所長)の若手職員有志10人によるグループ「TEAMちほめん和歌山」が、紀の川市の魅力を子育て世代にPRしようと、「こどもとおでかけマップ」と「定住プロモーション映像」を自主制作し、2月27日に市役所で林信良副市長に贈呈した。
ちほめんは「地方創生推進メンバー」の略で、グループは2015年6月に誕生。若手ならではの柔軟な発想とフットワークの軽さを生かして地方創生に貢献しようと、20~30代の職員男女各5人が参加している。
県内の自治体と協力し、女性が活躍しやすい社会の実現を目指す活動もしており、18年度は同市が市内の母親に地元の魅力を知ってもらおうと開いたワークショップ「魅力発掘×きのかわママ」に参加。「楽しく子育てできる街 紀の川市」を感じてもらおうと、地図と映像作りに取り組んだ。
「こどもとおでかけマップ」は、市内の公園11カ所を遊具の写真付きで紹介し、駐車場台数やトイレ、自動販売機の設置も表示。市観光協会のフルーツキャラクター「紀の川ぷるぷる娘」もあしらい、特産品のフルーツをPRしている。小さい子どもを持つ母親が安心して子育てできるように、80カ所以上の医療機関の場所と連絡先も一覧表にまとめた。
公園や医療機関の情報は地元の母親たちから積極的に提供があり、メンバーは「東屋から眺める紀の川の景色が美しい公園など、知らない場所をたくさん教えていただきました」と感謝する。
「定住プロモーション映像」は、ドローンによる空撮も行い、夕暮れが美しい紀の川沿いのサイクリングロードを子どもが自転車でゆっくり走る姿や、マップで紹介された公園で子どもたちが遊ぶ姿などを見ることができる。自然の豊かさを前面に出すことで、UIターンの意欲を喚起し、充実した環境を子育て世代にPRしている。
贈呈式で花田所長は「若い職員が一生懸命に作ってくれた。ぜひ活用して、子育て世代の移住定住につなげてもらえたら」と話し、林副市長は「若者の定住に苦労しており、市の魅力をどうPRするかが課題。立派なDVDとマップを頂き、改めて紀の川市の良さを知った」と感謝した。
マップは市役所本庁1階や子育て支援センターで配布し、映像は本庁1階の電子案内板で上映している。