全日制変わらず0・93倍 県立高校の本出願

和歌山県教委は5日、2019年度の公立高校入試の本出願状況を発表した。

県立全日制(29校4分校62学科)の出願数は入学者枠6518人に対し6092人(スポーツ出願含む)で、平均倍率は0・93倍。一般出願と同率で、3年連続で1倍を切った。

定員割れは18校4分校31学科。定員を超えたのは19校31学科となった。

県立定時制(9校11学科)の競争率は0・32倍、市立全日制(2校5学科)は0・74倍、同定時制(1校2学科)は0・18倍だった。

県立全日制で倍率が高かったのは、専門学科・総合学科では和歌山工業(創造技術)1・30倍▽笠田(情報処理)1・25倍▽田辺工業(情報システム)1・20倍▽紀北工業(システム化学)1・18倍▽和歌山工業(建築)1・14倍――となった。

普通科では粉河1・12倍▽笠田1・09倍▽向陽、紀央館1・08倍▽那賀1・07倍▽橋本、桐蔭1・04倍――。

県教委によると一般出願から400人程度が学校・学科を変更したとみられ、人数の変動が最も大きかったのは和歌山北高校普通科(北校舎)で43人増、那賀高校普通科で22人減。

学力検査は11日に実施。面接・実技検査などは12日に行い、合格発表は19日午前10時。