和歌山大空襲の体験 6日~市博パネル展

和歌山市立博物館(湊本町)は6日から8月4日まで、ホール展示「昭和20年7月9日 和歌山大空襲―(続)伝えたい あのときの記憶―」を開く。

同館は2015年から、空襲体験者の話を聞き、録音する活動を続けており、2年前に約70人の体験談の公開展示を開催している。今回はその続編で、前回以降に協力を得られた体験者約40人の記憶の概要をパネルにして紹介する。

最高齢は1923年生まれ、最年少は1940年生まれ。空襲で両親と離れ、妹や弟を連れて逃げまどったこと、周囲が火の海で橋の下に逃げたこと、紀の川の中で難を逃れたこと、焼け野原となった町の様子など、体験した人しか話すことができない貴重な内容となっている。

関連事業として6日午後2時からは、映画「和歌山大空襲」とスライド「空襲体験絵巻」の上映会がある。

ホール展示のみ無料。上映会には入館料100円(高校生以下無料)が必要。開館時間は午前9時~午後5時(最終入館4時半)。月曜休館だが、15日は開館し、16日が休館。

問い合わせは同館(℡073・423・0003)。