SDGs応援SL運行へ 有田川鉄道公園
人気の「D51形蒸気機関車」が走る環境啓発イベント「有田川鉄道公園エコフェスタ」が10~12日、和歌山県有田川町徳田の同公園で開かれる。
町と同機関車を所有するアチハ㈱(大阪市住之江区)の取り組み。同社の機関車はことし4月、使用済み食用油を精製したバイオ燃料でエアーコンプレッサーを駆動させ、大気中のCO2を増やすことなく圧縮空気で走る世界初のSLとなっている。
エコフェスタでは、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)を啓発するため、機関車を「SL SDGs応援号」とし、SDGsのカラーホイールをデザインした直径72㌢のヘッドマークを取り付けて特別運行する。
5月の乗車体験イベントで来場者から回収した使用済み食用油26㍑を精製したバイオ燃料を使用する。
鉄道交流館前駅と金屋口駅を往復する約800㍍、約15分の乗車体験で、運転は午前11時、午後1時、2時、3時の一日4回。定員は各回80人。小学生以上1人100円。SDGsにちなんだクイズラリーも行う。
エコフェスタ期間中に使用済み食用油を持参した先着50人には、スタッフ手作りの「SDGs応援すごろく」をプレゼントする。
10日午前10時10分から出発式典があり、ヘッドマークの除幕などを行う。
問い合わせは同公園(℡0737・52・8710)。