激しい風雨に警戒 台風19号きょう県内最接近

大型で非常に強い台風19号は、12日昼前から昼すぎにかけて和歌山県内に最接近する見込みで、和歌山地方気象台では暴風や大雨への警戒を呼び掛けている。

同気象台によると、12日未明から雨が強まり、南部では朝から夕方にかけて、北部では昼過ぎから夕方にかけて非常に激しい雨が降る見込み。県内全域で暴風や高波に警戒が必要で、浸水害や洪水害、土砂災害の恐れもあるという。

催しの中止や延期なども相次ぎ、和歌山市は12日の和歌山城公園内の施設の臨時休業を決めた。また12日午後1時半から予定されていた「和歌山市動物愛護管理センター開所式」は14日午後1時半からに延期となった。

12、13日に和歌山城砂の丸広場で開かれる予定だった「第5回和歌山ではたらくくるま大集合」は両日とも中止。12、13日に和歌山市駅周辺で開催予定の「市駅・まちなか まちぐるみミュージアム」は各プログラム個別に、台風の進路や経過を見ながら開催、中止の判断をする。開催の可否は各プログラムの連絡先に問い合わせを呼び掛けている。また、11~13日に和歌山城などで予定していた「Kisssh-Kissssssh(きしゅ~きしゅ~)映画祭」は延期となった。

公共交通機関では、JR西日本和歌山支社が12日の特急くろしおや各列車の計画運休を決め、13日も列車の運転見合わせや遅れが発生する可能性があるという。