渡り廊下をきれいに 和工で金属塗装実習

 和歌山県立和歌山工業高校(和歌山市西浜、西村文宏校長)で15日、金属塗装の実習が行われ、産業デザイン科の3年生7人が校内の渡り廊下を再塗装した。

 同科ではものづくりマイスターを招いて9年前から塗装技術を学んでいる。ことしは日本塗装工業会県支部(栗原佳宏支部長)が技術指導を行い、2回に分けて渡り廊下の梁(はり)部分を塗った。

 再塗装は塗装しない部分の保護から始め、さび落とし、さび止めの下塗り、最後に塗料を塗って仕上げる。生徒は足場に上がると梁のさびやたまった砂をこすり落とし、ローラーとはけを使い分けながら細部まで丁寧に塗っていった。

 中西華乃さん(18)は「さびを落とすと粉じんがすごく出て大変でした。ローラーを使う時に、同じ向きで使うようになど道具の使い方を教わりました」、尾藤侑梨さん(17)は「ナットとボルトの細かい部分まできれいに塗るようにしました。高い所での作業なので、怖い瞬間もありました」と話していた。

梁を塗っていく生徒