改善傾向弱まる 県内1月有効求人1・27倍

和歌山労働局が発表した1月の和歌山県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・27倍(前月比0・12㌽低下)で3カ月ぶりに悪化し、同局は「雇用情勢は改善の動きが弱まっている」としている。近畿は1・50倍(同0・09㌽低下)、全国は1・49倍(同0・08㌽低下)だった。

新規求人(原数値)は前年同月比6・7%減の6272人で2カ月ぶりの減少。有効求人(季節調整値)は前月比3・7%減の1万7273人で3カ月ぶりの減少だった。

新規求人を産業別に見ると、公務(246人増)、医療・福祉(30人増)などで増加し、教育・学習支援業(126人減)、卸売・小売業(122人減)、製造業(104人減)などで減少した。

新規求職者(原数値)は、前年同月比17・0%増の3850人で2カ月連続の増加。有効求職者(季節調整値)は前月比5・9%増の1万3621人で2カ月ぶりに増加した。新規求職者(パート含む常用、原数値)のうち在職者は988人、離職者は2424人だった。

正社員について(いずれも原数値)は、有効求人倍率は0・91倍で、前年同月比0・05㌽低下。有効求人は同4・2%減の6768人、有効求職者は同1・9%増の7477人となった。