マスク1万枚を寄贈 グレースランドが県に
貿易業を営む㈱グレースランド(和歌山県和歌山市杭ノ瀬、井本恵子代表取締役)は8日、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策に役立ててもらおうと、マスク約1万枚を県に寄贈した。同日、井本代表が県庁を訪れ、萩原享県防災企画課長に「同舟共済共克時難(互いに協力し合い困難を乗り越えよう)」とのメッセージが付いた、マスクが入った段ボールを手渡した。
同社は中国から仕入れた革製品や雑貨などの通信販売を手掛けている。寄贈したマスクは中国のメーカーから購入し、一部を贈ることを決めた。
井本代表は「どこに行ってもマスクがないとの声を聞く。子どもや妊婦さんなど、特にマスクでお困りの方の助けになれば」と話し、萩原課長は「大変なご尽力により高性能のマスクを寄贈していただき大変ありがたい。県内もマスクが不足しており、大分ましにはなったが今後不安定な状況になる可能性もある。マスクが不足している医療機関や福祉施設などに届けたい」と感謝していた。